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みそ汁・スープ
みそ汁・スープのカテゴリーでは、お味噌汁を家庭で作る用の生味噌から、アウトドアなどで便利なインスタントのお味噌やスープなどの食材ロス商品を販売しています。
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お味噌の食料ロスについての豆知識
金沢にある味噌メーカーの取組
このメーカーさんは、家庭用の生味噌の商品を製造から6カ月間に設定していたのを1年間に延長したそうです。
賞味期限の期間を延長したきっかけは、お客さまから「お味噌の賞味期限がきれたけれども食べられますか?」という問い合わが個人の方からメーカーにあったからだそうです。そもそも賞味期限は味が変わらない期限なので、賞味期限が切れても食べられます。この事を知っている人も最近は多くなってきていると思いますが、今回のこのメーカーさんがおこなった賞味期限の期間を延長するということは以下の効果も生まれるのです。
1、家庭で発生するフードロスを削減できる。
2、3分の1ルールにて廃棄されている商品を減らせる
3、パッケージ資源の無駄遣いも減らせる
上記について1つずつ説明したいと思います。
1、家庭で発生するフードロスを削減できる。
日本のフードロスは2020年時点にて522万トン(出典:総務省人口推計(2020年10月1日) 令和元年度食料需給表https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/220609.html)と発表されていますが、そのうち約半数の247万トンが家庭にて廃棄されているとされています。
賞味期限が伸びることにより、単純にここの家庭で廃棄される量が減ることに繋がる為非常に良い取り組みだですね。
2、3分の1ルールにて廃棄されている商品を減らせる
みなさんは3分の1ツールという言葉を聞いたことはありますか?これは食品メーカーや卸さんがスーパーなどの小売店に商品を提供する際に、賞味期限の3分の1が過ぎた商品は出荷しないという商習慣です。
非常に勘違いしやすいので再度説明します。
賞味期限が製造から6カ月の商品は、初めの2カ月が過ぎたら、メーカーや卸の倉庫から出荷できなくなるということです。
私は、3分の1ルールの説明を受けてしばらくの間、賞味期限が残り2カ月になったら出荷できなくなると勘違いしていました。まさかまだ3分の2も賞味期限が残っているのに廃棄される商品が存在しているなどと想像もできなかったので、勘違いしてしまったのです。
上記のルールは決して法律で決まっている訳ではなく、商品業界に昔からある商習慣なのです。つまり、食品メーカーや卸さんが小売店に対して商談する際に、うちから商品を仕入れてくれたら、3分の2の賞味期限が残っている=販売期間が長く販売しやすい商品しか提供しないので取引してください。という取引条件からスタートしたのですが、それが業界の当たり前になったそうです。現在は政府からもこの商習慣の見直しを求める声や業界内部からもこの商習慣を見直す動きが起こっており徐々に2分の1ルールに変更されてきておりますがやはり、まだこの商習慣は根強く残っているそうです。
そういう意味でも、今回の取り組みは元々製造から2カ月で出荷できなくなっていた商品が4カ月は出荷できるようになるのでその分廃棄される商品が減るかもしれないと期待されます。
3、パッケージ資源の無駄遣いも減らせる
食品メーカーや卸さんと小売店との条件次第にはなるのですが、一部の小売店などはメーカーとの取引条件の際に上記のように、3分の1ルールに従って期限を過ぎた商品を返品できる条件の所もあるそうです。こうなると一度作った商品の食材が無駄になるだけではなく、そのパッケージなどの資材も一緒に廃棄される為、今回の取り組みにより、これらのパッケージ資源の無駄遣いも減らせるのです。